出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
静岡県浜松市天竜区春野(はるの)町領家(りょうけ)、秋葉(あきは)山に鎮座。祭神は火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)で、古くは秋葉山三尺坊大権現(さんじゃくぼうだいごんげん)と称され親しまれた。現在は秋葉山本宮秋葉神社を正式名とする。起源は不詳であるが、『三代実録』の貞観(じょうがん)16年(874)5月の昇叙の記事を当社のものとみる説もある。古くから仏教と習合、防火の神として朝野の信仰を集めた。明治の神仏分離後、社蔵の仏像類は同県袋井(ふくろい)市の可睡斎(かすいさい)(曹洞(そうとう)宗)に移った。旧県社。例祭は12月16日で、夜半に行われる「秋葉の火まつり」は有名。
[茂木貞純]
静岡県浜松市天竜区の秋葉山に鎮座。旧県社。祭神は火之迦具土(ほのかぐつち)神。創祀は不詳だが,「三代実録」にみえる岐気保神が当社にあたるとの説がある。中世,仏教と習合し,修験霊場として発展。曹洞宗大登山霊雲院秋葉寺が別当寺として一山を支配した。近世以降,火防の神として民衆の信仰を集め,秋葉詣が盛んになり各地に秋葉講が組織された。近世の朱印領は26石。神仏分離で秋葉神社として独立,秋葉寺は一時廃寺となった。例祭は12月15・16日。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…同社の鎮火祭は,祭場を庭上に設け,鎮火の儀は,庭上の火の上るのを待って,川菜を投じ,水をそそぎ,土をもって火を埋める。このほか,祭儀の方法は異なるが,青森県の岩木山(いわきやま)神社,大阪市の生国魂(いくくにたま)神社,島根県の物部(もののべ)神社,東京都台東区の秋葉神社などでも行われる。【沼部 春友】。…
※「秋葉神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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