上旦村(読み)かみだんむら

日本歴史地名大系 「上旦村」の解説

上旦村
かみだんむら

[現在地名]九重町右田みぎた 上旦

右田村北西にあり、東は青野あおや山、西は河上かわかみ岳。古くは北西の下旦村と合せ一村で、飯田はんだ郷に属した。慶長七年(一六〇二)の日田郡・玖珠郡御預米帳(佐伯藩政史料)に飯田郷だん村とあり、同(不明)二石(ただし小豆)主膳などとみえる主膳は有力百姓と考えられる。正保郷帳に旦村とみえ、田高三〇六石余・畑高一〇四石余で、松木まつぎ村の内とある。元禄郷帳には上旦村とあり、高二一八石余。分村の時期は未詳であるが、万治元年(一六五八)以降の年貢免状が上旦村庄屋であった麻生家に残ることからこの頃までには上旦村・下旦村に分れていたと考えられる。なおしばらくは上旦村庄屋が下旦村庄屋を兼帯していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む