最新 地学事典 「上昇・削剥史」の解説
じょうしょう・さくはくし
上昇・削剥史
exhumation history
地表面に対する岩体の上昇の履歴。通常,地下深部で形成される深成岩体や変成岩体などを対象とする。地表面に対する岩体の上昇・削剥量は,ジオイド面に対する岩体の隆起量と地表面の隆起量の差に相当する。熱年代学の手法により岩石の冷却史から求める方法や,地質温度圧力計から求める方法等がある。外因的営力による狭義の削剥に加え,内因的営力による削剥(正断層運動,ductile thinning等)を含む場合もある。参考文献:U.Ring et al.(1999) Geol.Soc.London Spec.Pub., Vol.154
執筆者:末岡 茂
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

