日本歴史地名大系 「上末本村」の解説 上末本村かみすえもとむら 静岡県:袋井市上末本村[現在地名]袋井市鷲巣(わしず)周知(すち)郡に所属。宇刈(うがり)丘陵から南へ延びる尾根の南端部に位置し、東は村松(むらまつ)村、南は下末本村。地内の六所(ろくしよ)神社(旧蔵王権現ほかが合併)蔵の天文四年(一五三五)正月二五日の棟札銘に「遠州周知郡上末元村」とみえ、蔵王権現の社殿が造立されている。同一四年一二月吉日の棟札銘(六所神社蔵)には、「山名郡末元村」とみえ、蔵王権現宝殿が新造されている。永禄一一年(一五六八)一二月二一日の徳川家康判物(久野文書)に「上末元」とみえ、家康は当地ほかを久野宗能とその一門に与えている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by