上村新郷(読み)かみむらしんごう

日本歴史地名大系 「上村新郷」の解説

上村新郷
かみむらしんごう

[現在地名]豊田市和会かずえ

市域最南端部に位置し、村域は明治用水枝下しだれ用水に挟まれる。いわゆる五箇新郷の一つ。近世を通じて岡崎藩領。寛文五年(一六六五)岡崎藩主水野監物忠善の開拓の命を受けて上村から分村し、七戸で高一四三石余であった。寛文四年の三月から一二月までに、延べ一八万九千人の人夫を動員して上村新郷北西に釜土かまど(上池・下池)を開いている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android