上条郷
かみじようごう
荒川西岸、現古上条町・上条新居町・後屋町および国母一帯に比定される。「高白斎記」大永七年(一五二七)正月二五日条に「上条ノ地蔵堂」とみえる。「一蓮寺過去帳」によれば、享禄五年(一五三二)七月一日没の光阿弥陀仏に「上条」と注記されるが、当地をさすかどうかは不明。永禄四年(一五六一)の番帳にみえる「上条の禰き」は八幡宮(現船形神社)の神官をさし、西条(現昭和町)の若宮八幡の神官とともに府中八幡の番役勤仕を命じられた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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