上桑島村(読み)かみくわじまむら

日本歴史地名大系 「上桑島村」の解説

上桑島村
かみくわじまむら

[現在地名]宇都宮市上桑島町

北は石井いしい村、東は鬼怒川に接する純農村で、北西部が台地で南東部に平地が広がる。天文四年(一五三五)七月三日の芳賀孝高寄進状写(寺社古状)に「上桑嶋之郷」とみえ、慶室妙賀が買得した郷内の野志賀の年貢八貫文および三季役銭二貫一〇〇文を番田として塙田成高はなわだじようこう寺に寄進している。さらに芳賀高経も上桑嶋郷のうち児山給分を慶室妙賀の番田として同寺に寄進している(「芳賀高経寄進状写」同書)近世を通じ宇都宮藩領。慶安郷帳に田方八五四石余・畑方三八五石余とあり、ほかに金剛定こんごうじよう寺分二五石がある。元禄一四年(一七〇一)の九河岸船極印改帳(坂本竜太文書)によれば船一四艘があり、舟肝煎長右衛門がいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む