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上楯城 かみだてじょう

日本の城がわかる事典の解説

かみだてじょう【上楯城】

宮城県柴田郡川崎町にあった戦国時代の山城(やまじろ)。慶長遣欧使節の支倉常長(はせくらつねなが)の居城である。1545年(天文14)、常長の養祖父支倉常正が築いたといわれている。本丸は支倉常長の菩提寺円福寺(圓長山圓福寺)の背後の館山の山中にあり、山一帯を縄張りとした大規模な連郭式の山城だった。常長の家禄は600石で、伊達家中では中堅クラスの武将だったが、1613年(慶長18)、伊達政宗(だてまさむね)がスペインとの通商を求めて常長を欧州に派遣したことから歴史に名を残すことになった。この通商交渉は結局失敗し、この間、1620年(元和6)に禁教令が出されていたため、帰国した常長は拘束され、この城に軟禁されて失意のうちに世を去ったといわれている。城跡は現在、曲輪(くるわ)、空堀、土塁跡などがよい状態で残されている。JR東北本線の大河原駅からバスで富田支所前下車。円福寺境内から登山道が整備されているほか、車で山頂まで登ることができる。

出典|講談社日本の城がわかる事典について | 情報

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