上流工程(読み)ジョウリュウコウテイ

デジタル大辞泉 「上流工程」の意味・読み・例文・類語

じょうりゅう‐こうてい〔ジヤウリウ‐〕【上流工程】

upper process情報システム開発工程うち、その初期段階のこと。必要となる要件分析、実装すべき機能の定義仕様決定などを含む。→下流工程

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「上流工程」の解説

上流工程

ハードウェアソフトウェア開発工程の流れのなかで初期の段階に行われること。一般的には、顧客要求から仕様を決定し、大まかな設計をするまでの工程を指す。これに対して、実際の開発製造を下流工程という。システム全体の規模や、開発にかかる期間コストなども、上流工程で決定される。通常、開発中に問題が発生しても、仕様の変更や後戻りは難しく、特に大規模な開発では上流工程では緻密な設計が求められる。

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世界大百科事典(旧版)内の上流工程の言及

【ソフトウェア工学】より

…このように開発過程を複数の段階に分割して,それぞれを専門の要員が担当する方式を,ウォーターフォール開発モデルともよぶ。このモデルでは,システム設計までを上流工程,プログラム設計以降を下流工程とよぶことが多い。ソフトウェアの規模が大きくなるほど,上流工程には高度な技術を必要とする。…

※「上流工程」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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