上海老原村(読み)かみえびはらむら

日本歴史地名大系 「上海老原村」の解説

上海老原村
かみえびはらむら

[現在地名]四日市市上海老かみえび町・あがたがおか

海蔵かいぞう川の南にあり、村の南側は低い丘陵、南東に下海老原村がある。「太神宮諸雑事記」元慶二年(八七八)一二月の記事に「三重郡字衣比原御厨住人」とでる。長禄二年(一四五八)の伊勢国智積御厨年貢帳(醍醐寺文書)には「上衣比原郷」とあって、智積ちしやく御厨域に含まれていたことが知られる。江戸時代は初め幕府領四六二・三七四石、旗本保田家領二二・三六石の相給、享保元年(一七一六)以降大和郡山藩領二二七・三二四石、旗本加納家領一三七・八三二石、同有馬家領一一九・五七八石の三給支配。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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