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誓願寺 せいがんじ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

誓願寺
せいがんじ

福岡市西区にある真言宗御室派の寺。大檀那大法師寛智により建立。もとは 42の子院があったといわれ,ただ1つ残った大泉坊が今日の誓願寺である。仁安3 (1168) 年宋に渡り,安元2 (76) 年に帰朝した栄西が,宋版大蔵経の渡来を筑前今津で待っている間に堂塔が建立され,開堂法要の導師をつとめたという。

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デジタル大辞泉の解説

せいがん‐じ〔セイグワン‐〕【誓願寺】

京都市中京区にある浄土宗西山深草派の総本山天智天皇の勅願により三論宗の寺として奈良に創建。開山は恵隠。平安遷都後は深草に移り、21世の蔵俊が法然に帰依して浄土宗に改めた。天正19年(1591)豊臣秀吉の命で現在地に移転。

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百科事典マイペディアの解説

誓願寺【せいがんじ】

京都市中京(なかぎょう)区にある浄土宗西山(せいざん)深草派の総本山。奈良時代創建,三論(さんろん)宗であったが,鎌倉時代に深草真宗院の円空立信(えんくうりゅうしん)(西山上人証空(しょうくう)門下)が兼帯してより西山深草派の本寺になり,念仏弘通の一大道場になった。
→関連項目安楽庵策伝

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世界大百科事典 第2版の解説

せいがんじ【誓願寺】

京都市中京区新京極三条にある浄土宗西山深草派の総本山。深草山と号す。もと奈良にあって恵隠が創建し,三論宗を奉じていたが,奈良より山城相楽郡に移り,794年(延暦13)平安京遷都ののち山城の紀伊郡深草に移され,さらに元誓願寺町に転じたという(一説に,平安遷都に伴い山城国乙訓郡に移り,中世さらに上京一条小川に移転したともいう)。21代の住持蔵俊は法相宗を学んだが,浄土宗の祖法然の学解に触れて同調者となったと伝える。

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大辞林 第三版の解説

せいがんじ【誓願寺】

京都市中京区新京極にある浄土宗西山深草派の総本山。三論宗の恵隠が奈良に創立したものを、平安遷都で京都深草に移し、のち豊臣秀吉が現地に移建。二一世蔵俊の時、法然に帰依して浄土宗に改宗。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

誓願寺
せいがんじ

京都市中京(なかぎょう)区新京極(しんきょうごく)桜之町にある浄土宗西山深草(せいざんふかくさ)派の総本山。天智(てんじ)天皇の御願で三論宗の恵隠(えおん)が奈良に創建したのに始まる。平安遷都後深草に移り、さらに上京区元誓願寺町に移った。三論宗21世の蔵俊(ぞうしゅん)のとき法然上人(ほうねんしょうにん)源空(げんくう)に帰依(きえ)して浄土宗に改宗。証空(しょうくう)門下の立信(りゅうしん)が住んで基礎を築き、のち西山深草派の本山となる。応仁(おうにん)年間(1467~69)兵火にかかったが、1477年(文明9)十穀(じっこく)が再興を図り、一条兼良(かねら)らの後援もあって同年上棟(じょうとう)。その後四度の火災を経て、1585年(天正13)豊臣(とよとみ)秀吉の命で現地に移し、側室松丸殿および京極氏が諸堂を建立した。その後もしばしば炎上し、明治以降はとくに繁華街であるため寺域が狭められた。寺宝には和泉式部(いずみしきぶ)の供養(くよう)塔や木造毘沙門天(びしゃもんてん)立像(国指定重要文化財)、絹本着色『誓願寺縁起』三幅(同)、『涅槃(ねはん)像』一幅などがある。円光大師(法然)二十五霊場の一つとなっている。[玉山成元]

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