上淀川村(読み)かみよどかわむら

日本歴史地名大系 「上淀川村」の解説

上淀川村
かみよどかわむら

[現在地名]協和町上淀川

船岡ふなおか川とあら川の合流点の北側の台地上に位置する。南北に走る羽州街道に沿った村で、北はさかい村、北は峯吉川みねよしかわ村、東は荒川村、西は中淀川なかよどかわ村に接する。

新庄古老覚書によれば、天正一八年(一五九〇)戸沢平九郎光盛が豊臣秀吉の命で領内三五の城を破却したうちの淀川城はこの地に比定されるが、上淀川村・中淀川村・下淀川村のいずれかは明らかでない。「奥羽永慶軍記」に、天正一六年秋田氏と小野寺氏の合戦の際、「秋田勢左右より淀川を渡し」とあり淀川の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android