日本歴史地名大系 「上狢村」の解説 上狢村かみむじなむら 埼玉県:比企郡川島町上狢村[現在地名]川島町上狢宮前(みやまえ)村の南にあり、集落は大きい環状をした自然堤防の南西部に発達する。古くは西の下狢村と一村で狢村と称していた。「郡村誌」によると、この狢村は寛永八年(一六三一)の検地帳では三尾谷(みおのや)(郷)、同一五年の年貢割付状では伊豆丸(いずまる)(郷)が冠されていたという。田園簿では狢村とあり、田高四七五石余・畑高一一三石余・野高一石余、川越藩領。慶安元年(一六四八)に検地をうけ、翌年上・下の二村に分村したという(「郡村誌」など)。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳に村名がみえ、高三八四石余、反別は田三二町二反余・畑一四町九反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by