上田 仙太郎(読み)ウエダ センタロウ

20世紀日本人名事典 「上田 仙太郎」の解説

上田 仙太郎
ウエダ センタロウ

明治〜昭和期の外交官,ロシア研究家



生年
慶応3年1月2日(1867年)

没年
昭和15(1940)年3月23日

出生地
熊本県鹿本郡桜井村

学歴〔年〕
独逸学協会学校〔明治28年〕卒,ペテルブルグ大学法科卒

経歴
済々黌で明治の国権主義政治家・佐々友房に学ぶ。明治21年に上京。独逸学協会でドイツ語を修得したのち、29年にロシア留学。苦学の末、33年にペテルブルグ大学に入学し、同級のレーニンと友人になる。日露戦争を前にして、駐在武官明石元二郎と共に謀略活動に従事し、講和後の39年には駐露大使館員として、日露の関係回復に尽力。在ロシア生活は25年に及び、外務省のソ連関係者の先達として、“ノン・キャリア外交官の鏡”と呼ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android