上田出村(読み)うわだでむら

日本歴史地名大系 「上田出村」の解説

上田出村
うわだでむら

[現在地名]押水町上田出

上田村の西にあり、宝達ほうだつ山から流出する大坪おおつぼ川が集落の中央部を貫流する。元禄一四年(一七〇一)の村名由来并唱様等書記申帳(岡部文書)に「上田出村。慶長年中ニ上田村領之内新開仕申由、其節村も相建申候哉」とあるように、旧上田村の西に開かれた新開村で同村の枝村(「公務当用記」加藤文書)正保郷帳によると上田村に七八六石余(免二ツ七歩三厘)新田があり、これが上田出村となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android