日本歴史地名大系 「上畠町」の解説 上畠町うわはたちよう 愛知県:名古屋市中区上畠町[現在地名]中区丸の内(まるのうち)一丁目五条(ごじよう)町の東、和泉(いずみ)町の西に位置する。御園(みその)町筋と伏見(ふしみ)町筋との間。伏見町二丁目中ほどまでは上畠町が支配する(町名起因並町家由緒)。慶長一五年(一六一〇)清須(きよす)の上畠町が移転し旧号を用いた(尾張城南陌名由緒)。昔この地は名古屋村の外れで、岸の上に畠があったから上畠の号が生じたともいう(金鱗九十九之塵)。万治三年(一六六〇)の大火による焼失絵図に枕(まくら)町と記されるが、定かではない(尾張志)。那古野(なごや)神社を氏神とした。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報