上石橋村(読み)かみいしばしむら

日本歴史地名大系 「上石橋村」の解説

上石橋村
かみいしばしむら

[現在地名]石橋町石橋

現町域中央部の東寄りに位置し、西端を姿すがた川が南流する。日光街道石橋宿を形成し、南は下石橋村。史料上は石橋町ともみえる。永正一五年(一五一八)八月三日の高清借用状(米良文書)に「宇都宮石橋」とあり、河関清水蔵屋高清が当地の等円坊の旦那職などを質物として廊之房から一貫文を借りている。宇都宮氏旧臣姓名書に伊沢姓の七人の名が記されている。寛永四年(一六二七)の石橋村検地帳(伊沢新右衛門文書)では田畑屋敷都合七六町二反余・高四六五石余。承応三年(一六五四)の年貢割付状(同文書)に高六五七石余とあり、諸引の残高は田二一〇石余でこの取籾二七八俵余、畑は四三八石余でこの取永五三貫文余、ほかに漆銭・野銭・山銭が課せられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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