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さんばい さんばい

大辞林 第三版の解説

さんばい

田の神の名。 「 -に御酒参らせうや/田植草紙」 「 -降ろし」 〔「三杯」 「三拝」 「三把」などと書かれる〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

さんばい

田の神の異称。中国,四国地方や佐渡島で主に使われ,オサバイ,サンボウなどともいう。サンバイの〈さ〉は〈さなえ〉〈さおとめ〉〈さつき〉などの〈さ〉と同系の語で,田植ないし田の神を意味する言葉とされているが,サンバイの語源についての定説はない。中国地方の田植歌では,サンバイは正月には年神,3月には田の神,7月には七夕様になるとか,稲霊である稲鶴姫の婿だと歌われている。実際には,田植の始めと終りに祭られることが多く,サンバイの送迎と結びついている。

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日本の郷土料理がわかる辞典の解説

さんばい


広島県芸北地方の郷土料理で、炊きたての飯に、ゆでた黒豆やえんどう豆などと塩を混ぜて大きめのにぎり飯を作り、朴葉(ほおば)で包んだもの。さんばいとは田の神の意で、田植えの後に行われる豊穣を願う行事の際に参加者に配られた。

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世界大百科事典内のさんばいの言及

【田植歌】より

…田植の作業に歌われる労作歌。実際の田植のほか,田遊(たあそび)や御田植神事,囃子田(はやしだ),田植踊などで歌われる。かつて田植作業は単なる労働だけでなく,大事な神事儀礼的な民俗行事でもあったから,かならず歌を伴っていた。たとえばそれは現在も広島県や島根県の山間部で行われる〈囃子田〉にみることができる。囃子田では,田植のリーダーでもあり,田の神とも思われるサンバイと称する音頭取りを中心に,田植歌が歌われる。…

※「さんばい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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