上若井村(読み)かみわかいむら

日本歴史地名大系 「上若井村」の解説

上若井村
かみわかいむら

[現在地名]加西市若井町

下若井村の北、若井川の上流域に位置する。江戸時代初期は西道山にしみちやま村に含まれたが(慶長国絵図)、寛永四年(一六二七)同村は若井村・大内おおち村に分村したとされ、さらに正保(一六四四―四八)以前に若井村が上・下に分村したと思われる。正保郷帳に上若井村とみえ、田方一三六石余・畑方三九石余。領主変遷は寛保元年(一七四一)までは下若井村と同じ。宝暦六年(一七五六)から同八年まで大坂城代井上氏領(同七年「年貢免状」上若井町有文書など)、同一三年三卿の清水領となり(天明六年「年貢免状」同文書など)、寛政六年(一七九四)から安政二年(一八五五)までは西南にしなん村と同じで、以後幕府領のまま幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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