日本歴史地名大系 「上連雀町」の解説 上連雀町かみれんじやくまち 山梨県:甲府市甲府城下上連雀町[現在地名]甲府市中央(ちゆうおう)四―五丁目三日(みつか)町一丁目の南に並行する東西の通りの町人地。下府中二三町の一町で、三(さん)ノ土居内(どいない)町では南西部に位置する。西は柳(やなぎ)町三―四丁目の間、東は下連雀町。町名は初め連雀町で(寛永一三年「柳町伝馬請負証文」県立図書館蔵)、一―三丁目からなっていた。古府中(こふちゆう)時代の連雀小路の名を移したことに由来するという。上・下に分離した時期は不明であるが、慶安三年(一六五〇)の府中伝馬人足割帳(同館蔵)には上蓮尺(かみれんじやく)町と記される。しかし寛文一〇年(一六七〇)の人数は連雀町として七七六人(「御用留」同館蔵)。旧来の一丁目が上連雀町となり、享和三年(一八〇三)の小間数書上帳(同館蔵)によると南側九三間半・北側九九間。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by