上野出島村
かみのでじまむら
[現在地名]東村上野出島
社川の支流矢武川中流域に位置し、沿岸の台地に多くの遺跡が点在する。南は大竹村、北は吉岡村(現中島村)、東は下野出島村、西は深仁井田村・釜子村に接する。字反町に建治三年(一二七七)結城氏家臣が居館したと伝える反町館跡があり(小野田小学校郷土史)、平場に高さ九五センチの板碑があるが、明治維新後五斗蒔地内から現在地に移したという(東村史)。江戸時代初めは会津領、寛永四年(一六二七)白河藩領、寛保元年(一七四一)以降越後高田藩領で、栃本組に属した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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