日本歴史地名大系 「上領家村」の解説 上領家村かみりようけむら 広島県:甲奴郡総領町上領家村[現在地名]総領町上領家北から西および南にかけて五箇(ごか)村に囲まれ、東は神石(じんせき)郡古川(ふるかわ)村(現神石町)に接する。東北から南西にかけて流れる川は、中領家で田総(たぶさ)川に合する。中世には田総庄に含まれ、地名から考えて嘉元三年(一三〇五)に行われた下地中分の折には、領家方とされた地と思われる。元禄一一年(一六九八)福山藩領より幕府領となる。元和五年(一六一九)の備後国知行帳では上中下の三領家を併せて領家村とし、高七九一・一六九石。分村の時期は不明であるが、元禄一三年の備前検地では三村に分れ、上領家は高二〇四・五二九石。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by