日本歴史地名大系 「総領町」の解説 総領町そうりようちよう 広島県:甲奴郡総領町面積:七〇・一四平方キロ甲奴郡北部に位置し、北は庄原市、東は神石(じんせき)郡神石町、西は双三(ふたみ)郡吉舎(きさ)町などに囲まれる。全域が険しい山地で、東に鷹志風呂(たかしぶろ)山(七〇八メートル)、北東方に御神(おんがみ)山(八八九メートル)、西南に高(こう)山(五五六メートル)などの山が連なる。平坦地は少なく、町域を西流する田総(たぶさ)川とその支流域にわずかな耕地がある。町の中心部も田総川流域、上下(じようげ)町と庄原市を結ぶ県道沿いの下領家(しもりようけ)・稲草(いなくさ)などで、中世には町域全体が田総庄に含まれたが、近世には広島藩領と幕府領に分れていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by