総領町(読み)そうりようちよう

日本歴史地名大系 「総領町」の解説

総領町
そうりようちよう

面積:七〇・一四平方キロ

甲奴郡北部に位置し、北は庄原市、東は神石じんせき神石町、西は双三ふたみ吉舎きさ町などに囲まれる。全域が険しい山地で、東に鷹志風呂たかしぶろ(七〇八メートル)、北東方に御神おんがみ(八八九メートル)西南こう(五五六メートル)などの山が連なる。平坦地は少なく、町域を西流する田総たぶさ川とその支流域にわずかな耕地がある。町の中心部も田総川流域、上下じようげ町と庄原市を結ぶ県道沿いの下領家しもりようけ稲草いなくさなどで、中世には町域全体が田総庄に含まれたが、近世には広島藩領と幕府領に分れていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android