下ろし籠む(読み)オロシコム

デジタル大辞泉 「下ろし籠む」の意味・読み・例文・類語

おろし‐こ・む【下ろし籠む】

[動マ下二]御簾みす格子などを下ろして、中に身をこもらせる。
「御精進さうじにて、御簾―・めて行はせ給ふ」〈澪標

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下ろし籠む」の意味・読み・例文・類語

おろし‐こ・む【下籠】

  1. 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 格子(こうし)、蔀(しとみ)、御簾(みす)などをすっかりおろしてとじこめる。また、中に身をこもらせる。
    1. [初出の実例]「心地そこなひてわづらひける時に、風にあたらじとて、おろしこめてのみ侍りけるあひだに」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・八〇・詞書)

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