下三之宮町(読み)しもさんのみやちよう

日本歴史地名大系 「下三之宮町」の解説

下三之宮町
しもさんのみやちよう

下京区三ノ宮町通七条上ル

南北に通る三ノ宮町通を挟む両側町

平安京条坊では左京七条四坊三保一三町にあたる。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「下三宮丁」とみえる。町名は、上三之宮町と同じく日吉ひえ大社(現大津市)の三ノ宮に由来(坊目誌)

妙法院(現東山区)門跡領の耕地で、宝永三年(一七〇六)町地となり(坊目誌)、享保二年(一七一七)妙法院の申請により酌取女が置かれ、宝暦一一年(一七六一)一一月には傾城町支配下の「七条新地」といわれる遊郭地になり、明治三年(一八七〇)閏一〇月に廃されるまで賑った(京都府下遊廓由緒)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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