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妙法院 みょうほういん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

妙法院
みょうほういん

京都市東山区にある天台宗の門跡寺院。日吉門跡,皇居門跡ともいう。延暦年間 (782~806) 最澄の開創と伝える。もと比叡山にあり,慶長 19 (1614) 年豊臣,徳川両家の紛争が生じたとき,寺を照高院に移したが,それが現在地である。

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デジタル大辞泉の解説

みょうほう‐いん〔メウホフヰン〕【妙法院】

京都市東山区にある天台宗の寺。山号は、南叡山。延暦年間(782~806)最澄の創建と伝える。もと比叡山にあり、後白河法皇が京都に移した。高倉天皇の皇子尊性(そんしょう)法親王が入寺して以来門跡寺院。庫裏豊臣秀吉方広寺大仏殿の千僧供養を行ったときの遺構と伝えられ、国宝。新日吉(いまひえ)門跡。

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百科事典マイペディアの解説

妙法院【みょうほういん】

京都市東山区にある天台宗の寺で,新日吉(いまひえ)門跡ともいい,天台三門跡の一つ。本尊は普賢菩薩。最澄の開創と伝えるが明らかではない。1164年後白河法皇が法住寺内に蓮華王院三十三間堂)を建立,のち新日吉社を現地に建立したときに法住寺,蓮華王院と合わせて管掌させ,妙法院と号した。

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世界大百科事典 第2版の解説

みょうほういん【妙法院】

京都市東山区にある天台宗の門跡寺院。山号は南叡山。皇后門跡,新日吉(いまひえ)門跡とも称する。9世紀前期,延暦寺西塔の宝幢院検校恵亮(えりよう)を初代とし,天台座主快修のころから妙法院を称したという。快修の甥に当たる天台僧昌雲は,後白河法皇が創立した法住寺御所内の蓮華王院(三十三間堂)鎮守新日吉社の検校となり妙法院と号し,その門弟実全があとをついで天台座主となり,京都綾小路に自坊をかまえ正式に妙法院の号をたてた。

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大辞林 第三版の解説

みょうほういん【妙法院】

京都市東山区にある天台宗の寺。延暦年間(782~806)最澄の開基。もと比叡山三千坊の一。後白河法皇が京都に移転。高倉天皇の第二皇子尊性そんしよう法親王の入寺以後、門跡寺院となる。天台座主三院の一。三十三間堂・方広寺を管理。日吉門跡。皇門跡。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

妙法院
みょうほういん

京都市東山区妙法院前側(まえかわ)町にある天台宗門跡(もんぜき)寺で、山門五箇室門跡の一つ。もと比叡山西塔(ひえいざんさいとう)妙香院に起源し、1160年(永暦1)法住寺離宮のそばに日吉山王(ひえさんのう)を勧請(かんじょう)したとき、護持僧として招かれた妙法院昌雲(しょううん)の住房として移し、これを新日吉(いまひえ)と称した。1164年(長寛2)後白河(ごしらかわ)法皇が法住寺殿内に建てた蓮華王院(れんげおういん)と、法住寺とを昌雲が管掌した。後を継いだ実全が1202年(建仁2)天台座主(ざす)となり初めて妙法院の号をたてた。高倉(たかくら)天皇第2子尊性法親王(そんしょうほっしんのう)が入寺し、1227年(安貞1)天台座主となり、綾小路(あやのこうじ)小坂に移建され、天台座主三門跡の一となる。以来法親王が入り、新日吉門跡、皇門跡、綾小路門跡などと称され、法住寺・蓮華王院の法燈(ほうとう)を嗣(つ)いだ。1467年(応仁1)の兵火で焼失後、1586年(天正14)豊臣(とよとみ)秀吉が法住寺跡に方広寺を創建、1614年(慶長19)豊臣秀頼(ひでより)によって鋳造された梵鐘(ぼんしょう)の銘文が徳川家康によって責められる。その紛議後、家康は常胤(つねたね)法親王を迎えて、1615年(元和1)ふたたび現在地に移転し、方広寺豊国廟(ほうこくびょう)と蓮華王院をも管領させ、寺領一千六百十三石を与え、寺域22万余坪を有し栄えた。現在は本堂、寝殿、護摩(ごま)堂、唐門(からもん)、大書院、小書院のほか、境外仏堂の蓮華王院(三十三間堂)などがすばらしい。庫裡(くり)(国宝)は桃山時代の豪壮な建築である。絹本着色後白河法皇御影、秋草蒔絵(まきえ)文台(ともに国重要文化財)、狩野永徳(かのうえいとく)・光信(みつのぶ)らの筆とされる金碧(きんぺき)障壁画のほか、多くの古文書類がある。[塩入良道]

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