下位集団(読み)かいしゅうだん(その他表記)sub-group

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下位集団」の意味・わかりやすい解説

下位集団
かいしゅうだん
sub-group

一つ集団,たとえば一つの学級がいくつかのより小さな集団 (たとえば分団や班) に分れている場合,これらのより小さな集団を上位集団との関連でとらえたもの。学級内の班のように制度的につくられる場合もあれば,学級内にできたいくつかの仲よしグループのように自然発生的にできる場合もある。それらは上位集団の単なる構成部分にとどまらず,固有の行動様式 (下位文化) をもち,そのかぎりで全体文化と力動的な関係に立つ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の下位集団の言及

【集団】より

…それぞれ特化した活動を分担する小さい単位集団がいくつか分化し,それらを調整する管理部門が置かれ,階層的な管理によって単位諸集団が複合化して,大きい集団の全体ができあがる。言い換えると,単位集団は下位集団(サブグループ)として全体の中に含まれている。 このように単位集団が下位集団として分化しつつ,同時に管理の階層を通じて統合されるという構造をとるのは,コミュニケーションの有効性を保つためであり,意思決定と指令と実行を円滑に行うためである。…

※「下位集団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む