新撰 芸能人物事典 明治~平成 「下元勉」の解説
下元 勉
シモモト ツトム
- 職業
- 俳優
- 生年月日
- 大正6年 10月2日
- 出生地
- 高知県
- 学歴
- 東京府立六中卒
- 経歴
- 昭和11年新協劇団研究所に入る。13年応召。復員後の24年、劇団民芸の創立に参加し、47年に民芸を退団してフリーになるまで数多い民芸の作品に出演。映画出演は27年「母のない子と子のない母と」の助演以来、「原爆の子」「真空地帯」「真昼の暗黒」「キューポラのある街」など多数。とくに35年の山本薩夫監督「武器なき斗い」では主役の大学教授を演じて評判となった。近年はもっぱらテレビに出演し、48年NHK連続テレビ小説「北の家族」でヒロインの父親役を好演し人気を博す。円熟味を増した晩年は、テレビドラマの名脇役として活躍した。一方、60年からロベール・トマ原作の舞台「罠」の地方公演を行う。趣味は玄人はだしのカメラ、ほかに俳句、篆刻など多彩。
- 没年月日
- 平成12年 11月29日 (2000年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報