日本歴史地名大系 「下厚崎村」の解説 下厚崎村しもあつさきむら 栃木県:黒磯市下厚崎村[現在地名]黒磯市下厚崎北・東は入会原野大輪地(おおわじ)原、西は上厚崎村。那須野ヶ原北部にあり、地下水が深く水利に乏しい。しかし大仁田(おおにた)、小仁田(こにた)(現存)とよばれる深さ二メートル足らずの浅い井戸二つがあり、地質の関係で旱魃の時でも水が涸れなかった。天正一九年(一五九一)の那須与一郎資景知行目録(那須文書)には、「下あつさき」二九石八斗六升、および岩崎(いわさき)・油井(ゆい)とともの「下あつ崎」五四石一斗七升が記される。近世は初め那須藩領、寛永二〇年(一六四三)から幕府領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by