下古志村(読み)しもごしむら

日本歴史地名大系 「下古志村」の解説

下古志村
しもごしむら

[現在地名]出雲市下古志

神戸かんど川中流左岸にあり、東と南は上古志村、南西芦渡あしわた村。古志こし郷の遺称地で、貞享二年(一六八五)古志村が上・下に分れたという。「雲陽大数録」に下古志とあり、高一千一〇石。宝暦四年(一七五四)の神門郡北方万指出帳(比布智神社文書)では東西八・南北一里二一町、高一千三一石、家数一一四・人数七八〇、馬一二・牛四二、大工三・木挽二・綿打一・鍛冶屋二と記す。「郡村誌」では田一一九町・畑九町八反・山林五二町三反、戸数一八四・人数八一六、牛五二・馬一、産物は米一千七五八石・麦八一石・綿一万一千三一二斤・木綿七五〇反で、民業は農一七一・鍛冶一・工一二とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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