下司・下主(読み)げし

精選版 日本国語大辞典 「下司・下主」の意味・読み・例文・類語

げ‐し【下司・下主】

〘名〙
身分の低い官人。したづかさ。
政談(1727頃)三「禁裏堂上方、御門跡等の筋、高家を下司とすべし」
② 平安末期から中世にかけて、荘園現地にあって荘務をつかさどった荘官。預所以上の上司に対していう。
※白河本東寺百合文書‐八五・承保三年(1076)一月二三日・東寺領伊勢国大国荘司解案「庄専当大中臣安元、預同安延、下司寂安」

げ‐す【下司・下主】

〘名〙 =げし(下司)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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