下君田村(読み)しもきみだむら

日本歴史地名大系 「下君田村」の解説

下君田村
しもきみだむら

[現在地名]高萩市下君田

大北おおきた川が南流し、字宿しゆくで宿川を合せ東流、中央部はこの二河川による小盆地で、四囲多賀山地の高い山がめぐる。北は大荷田おおにだ新田

古くは上君田村と一村で、君田村と称した。常陸国赤浜妙法寺過去帳の永享三年(一四三一)に「妙請キミタヲモテキ三廿四」とみえ、文禄四年(一五九五)岩城領検地目録(静嘉堂文庫蔵)には「五百三拾六石七斗四升壱合 たつこ山君田村」とあり、同年の岩城領小物成目録(秋田県立図書館蔵)には「桑九十一本 此綿三百六十四匁 竜子山分きミた村」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android