日本歴史地名大系 「下呂郷」の解説 下呂郷げろごう 岐阜県:益田郡下呂町下呂郷現下呂町に比定される郷。夏焼(なつやけ)の白山神社所蔵の応永一九年(一四一二)から同二五年にかけて書写された大般若経の奥書に「飛州益田郡下呂郷之内和川村」とみえる。和川(わがわ)村は現輪(わ)川流域の夏焼・田口(たぐち)・蛇之尾(へびのお)地区をさす。「肯構泉達録」には応仁―文明(一四六七―八七)の頃、三木直頼が「益田郡萩原下呂」に砦を築いたと記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by