日本歴史地名大系 「下呂町」の解説 下呂町げろちよう 岐阜県:益田郡下呂町面積:一九三・三一平方キロ益田郡の南部東方に位置する。南は加茂郡白川(しらかわ)町、東は恵那郡加子母(かしも)村、北部から西部にかけては小坂(おさか)町・萩原(はぎわら)町、西部から南部にかけては馬瀬(まぜ)村・金山(かなやま)町と接する。標高は南部の下呂小学校付近で三五六メートル。東部から北部にかけては、飛騨山脈の南端三国(みくに)山(一六一一メートル)が旧信濃・美濃・飛騨三国の境をなし、さらに白草(しらくさ)山(一六六九メートル)・寺田小屋(てらだごや)山(一五〇五メートル)などの峰が連なっている。町域の西寄りに飛騨川が萩原町方面から金山町方面へ貫流しており、三国山系ほか町域の山地を源として西流する竹原(たけはら)川(御厩野川)・輪(わ)川・久野(くの)川・門和佐(かどわさ)川などを合せて中山(なかやま)七里の渓谷美をつくる。集落はこれら河川沿いの低平部に位置する。町域の大部分は山地で、耕地は三パーセントにすぎない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by