下嘉瀬村(読み)しもかせむら

日本歴史地名大系 「下嘉瀬村」の解説

下嘉瀬村
しもかせむら

[現在地名]佐賀市嘉瀬町かせまち大字十五じゆうご

嘉瀬川河口に近い十五や新村を含む地域で、軟弱な沖積地の水田地帯。中世鹿瀬かせ庄の荘域。もと武雄鍋島家の配分地であったが、元和七年(一六二一)の三部上地(三割を本藩へ献上)によって佐賀本藩の直轄領となった。慶長絵図の「加世村」は嘉瀬郷全体をさすものと考えられる。新村(現新町)は戦国末期の海岸線(潮土居線)と考えられ、その後いくらかの干拓地が加わっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android