下土方村
しもひじかたむら
[現在地名]大東町下土方
西大坂村の北、下小笠川と支流畑ヶ谷川・亀惣川流域に位置する。中世は土方郷に層したとみられる。西之谷村・川久保村は当村から分村した(遠江国風土記伝)。天正二年(一五七四)七月二七日の小笠原信興判物(華厳院文書)によると、櫨城検校が曹洞宗華厳院に寄進した土方下郷内の田地に青谷垣外がみえ、当地の小字に青谷が残る。正保郷帳に村名がみえ、田方九七三石余・畑方二〇二石余、横須賀藩領、ほかに高天神領三石。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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