下土(読み)カド

デジタル大辞泉 「下土」の意味・読み・例文・類語

か‐ど【下土】

《「かと」とも》大地下界。⇔上天

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下土」の意味・読み・例文・類語

か‐ど【下土】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かと」とも )
  2. 下界。大地。この国土。⇔上天
    1. [初出の実例]「朕錫命上玄、君臨下土」(出典:続日本紀‐宝亀一一年(780)正月乙酉)
    2. 「誠雖遊宴於下土之性。尚恐遺罪累於上天之眸」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・勧学院仏名廻文〈慶滋保胤〉)
    3. [その他の文献]〔詩経‐邶風〕
  3. 片いなか。辺鄙(へんぴ)。〔広益熟字典(1874)〕〔漢書‐劉輔伝〕
  4. やせた土地。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「下土」の読み・字形・画数・意味

【下土】かど

大地。〔詩、風、日月〕日やや 下土を照臨す~日やや 下土を是れ(おほ)ふ

字通「下」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android