下地原洞穴人(読み)しもじばるどうけつじん

改訂新版 世界大百科事典 「下地原洞穴人」の意味・わかりやすい解説

下地原洞穴人 (しもじばるどうけつじん)

1983年,沖縄県久米島の島尻郡具志川村(現,久米島町)の字具志川北原の下地原洞穴から,長谷川善和と大城逸郎によって,リュウキュウジカやリュウキュウムカシキョンの化石とともに発見された化石人骨。佐倉朔によって形態が研究され,人骨は下顎骨,椎骨,肋骨鎖骨,肩甲骨,上腕骨,尺骨,大腿骨腓骨などを含む乳児の部分骨格であることがわかった。年齢は,乳歯歯胚の形成状態は生後8~10ヵ月だが,四肢骨の大きさは生後2~3ヵ月に相当する。年代は,一緒に見つかった炭化物から放射性炭素法により約1万5200年前と推測された。
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