下垂体ホルモン(読み)カスイタイホルモン

化学辞典 第2版 「下垂体ホルモン」の解説

下垂体ホルモン
カスイタイホルモン
pituitary hormone

下垂体から分泌されるホルモン総称.下垂体は間脳視床下部に接するトルコ鞍(あん)内に存在し,構造上,前葉中葉(動物によっては退化している),後葉三つに区別される.前葉からは6種類のホルモン(ACTH,FSH,GH,LH,PRL,TSH)が産出分泌される.これを下垂体前葉ホルモンと総称する.中葉から分泌されるホルモンは下垂体中葉ホルモンと称し,メラニン細胞刺激ホルモンMSHがある.後葉から分泌されるホルモンを下垂体後葉ホルモンと総称する.いずれもタンパク質またはペプチドホルモンである.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む