下塩沢村(読み)しもしおざわむら

日本歴史地名大系 「下塩沢村」の解説

下塩沢村
しもしおざわむら

[現在地名]田島町塩江しおえ

高野こうや村の南、檜沢ひさわ川下流域北岸の平坦地と段丘上に立地。檜沢川は当地南東端で東流から北流に転ずる。宮下みやのした根岸ねぎし田中たなか上坪かみつぼの四坪からなる。当地二崎にのさきにあるわし神社の永享四年(一四三二)一一月二一日銘の銅製鰐口(県指定重要文化財)に「鷲大明神鰐口奥州長江庄田島郷二崎」「大旦那猪俣憲頼」とみえる。社地は檜沢川と高野川の合流地点の山陵の突端中腹の見通しのよい地で、高野村から舟鼻ふねはな峠への道、針生はりゆう村への道を押える要地である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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