下市毛村(読み)しもいちげむら

日本歴史地名大系 「下市毛村」の解説

下市毛村
しもいちげむら

[現在地名]笠間市下市毛

涸沼ひぬま川左岸にあり、北は上市毛村。中世は笠間氏の支配下にあり、江戸時代は笠間藩の城付村で、「寛文朱印留」に村名が載る。「郡官日省録」(武藤家文書)によると慶安二年(一六四九)検地で村高四四五・三九一石となり、万治三年(一六六〇)・延宝四年(一六七六)・天和三年(一六八三)の新開検地で合せて一三石余を打出す。茨城郡山内南郷村差出帳(石井家文書)によれば、村には四壁山七、藪六、南北一六間の観音かんのん山などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android