下布田古墳群(読み)しもふだこふんぐん

日本歴史地名大系 「下布田古墳群」の解説

下布田古墳群
しもふだこふんぐん

[現在地名]調布市布田六丁目

多摩川を望む立川段丘上の縁辺に位置する。当古墳群は明治年間からその存在が知られており、地籍図上でも九基の古墳の存在が明らかとなっていた。狐塚きつねづか古墳は墳丘の一部を残し河原石積みの横穴式石室の一部が露出しているが、他の古墳は墳丘が削平されている。昭和五五年(一九八〇)以降の発掘調査によって周溝などが検出され、一三基の古墳が確認された。これまでの調査の結果では直径一〇メートルから三〇メートル前後の古墳が五世紀から七世紀代まで築造されたと考えられていたが、平成一二年度の調査で狐塚古墳は墳丘の規模が六〇メートルほどと判明、また一二号墳の横穴式石室を検出するなど、新しい知見が加わっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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