判明(読み)ハンメイ

精選版 日本国語大辞典 「判明」の意味・読み・例文・類語

はん‐めい【判明】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 明瞭によくわかること。事態推移や調査によって、事実がはっきりすること。明らかになること。
    1. [初出の実例]「過去の経歴おのづから判明して」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉八九)
  3. ( 形動 ) はっきりと明らかなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「即ちパリサイもサドカイも、羅馬人も猶太人もすべて暗きを好む罪人であるとのことが判明に成った」(出典:イエスは何故に人に憎まられし乎(1909)〈内村鑑三〉)
  4. ( [フランス語] distinct の訳語 ) デカルト哲学で、真理基準の一つ。ある事柄が注意深い精神にとって直証的に明らかであるという意味の明晰に対して、その事柄が他の事柄から明確に区別されていること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「判明」の読み・字形・画数・意味

【判明】はんめい

わかる。

字通「判」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android