下平出村(読み)しもひらいでむら

日本歴史地名大系 「下平出村」の解説

下平出村
しもひらいでむら

[現在地名]宇都宮市下平出町・平出町ひらいでまち

北は上平出村、東は柳原やなぎはら新田および鬼怒川、南は石井いしい村に接する平坦地で、中央部に宇都宮から茂木もてぎ道が走る。文亀三年(一五〇三)一二月二二日の宇都宮成綱寄進状写(寺社古状)に下平出郷とみえ、成高じようこう寺に寄進されている。天正一七年(一五八九)六月二九日には、当郷の郷夫の支配権が鈴木隼人佐と思われる人物に与えられている(「某判物」鈴木文書)。江戸時代初期から宇都宮藩領。慶安郷帳に田方五〇九石余・畑方二三六石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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