下振(読み)さげふり

精選版 日本国語大辞典 「下振」の意味・読み・例文・類語

さげ‐ふり【下振】

〘名〙 (「さげぶり」とも)
時計振子
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「偶(たまたま)自鳴鐘(〈注〉サゲフリのとけい)の揺擺(やうはい)するを楽しみ見けるが」
大工が、先に錘(おもり)をつけた糸を垂れ、それを振子として振って、柱などが垂直であるか確かめること。また、その道具錘重(すいじゅう)
※紙上蜃気(1758)「準(サゲブリ)俗云 下振」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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