下新郷村(読み)しもしんごうむら

日本歴史地名大系 「下新郷村」の解説

下新郷村
しもしんごうむら

[現在地名]羽生市下新郷

あいの川右岸に沿って長く延びた自然堤防上に位置する。北は自然堤防に沿い下新田しもしんでん村に連なり、東は会の川を挟んで砂山すなやま村・小松こまつ村。おし領に所属(風土記稿)。天正一九年(一五九一)六月、忍城(現行田市)の城主松平家忠に宛行われた一万石のうちに「新郷・下新郷・荒木別所」の四千七二四石余があった(「伊奈忠次知行書立」長崎県片山家文書)。寛永一二年(一六三五)の忍領御普請役高辻帳(中村家文書)に村名がみえ、幕府領分の役高六一六石余。同一六年忍藩領となり、田園簿によると高九〇四石余、反別は田方二九町五反余・畑方七七町九反余。元禄一二年(一六九九)上知となり(同年「阿部氏領知目録」阿部家文書など)、国立史料館本元禄郷帳では旗本七家の相給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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