下早川村(読み)しもそうがわむら

日本歴史地名大系 「下早川村」の解説

下早川村
しもそうがわむら

[現在地名]甲佐町早川そうがわ

北は北早川きたそうがわ村、東は横野よこの(現御船町)西南糸田いとだ村に接する。南早川みなみそうがわ村ともよばれた。「拾集昔語」によれば、矢部の菅やべのすげ(現矢部町)にいた阿蘇大宮司譜代の家臣渡辺秀村が、建長五年(一二五三)益城郡七半済里方二〇〇余町を阿蘇惟国に賜り、当村に移り住んだ。秀村の弟渡辺二郎秀清は七半済の内山方分を賜り、早川三社宮(厳島大明神宮・天満宮・熊野宮)の宮司となったと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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