下桟敷(読み)したさじき

精選版 日本国語大辞典 「下桟敷」の意味・読み・例文・類語

した‐さじき【下桟敷】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代歌舞伎劇場で、上桟敷に対して、平土間(ひらどま)両端にある桟敷。うずら。⇔上桟敷
    1. [初出の実例]「二間めの下さじき半ぶんあけて三匁、ひとりゐるには高きものとおもひながら」(出典:浮世草子・好色小柴垣(1696)一)
    2. 「下さじき餌をくふやうに首を出し」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android