下梅沢村(読み)しもうめざわむら

日本歴史地名大系 「下梅沢村」の解説

下梅沢村
しもうめざわむら

[現在地名]滑川市下梅沢

上市かみいち川東岸に位置し、北は下島しもじま村、南は上梅沢村、東は上島村。古代末期から中世堀江ほりえ庄三ヵ村のうちの梅沢村に含まれていたと考えられ、康治元年(一一四二)一〇月日の宮道季式寄進状(祇園社記)新川にいかわ郡内の「梅沢村」がみえる。慶長一五年(一六一〇)七月の神尾之直宛の知行所目録(神尾家文書)には「上島与下梅沢新村」とある。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高八四八石、免四ツ(三箇国高物成帳)。所属組は下小泉しもこいずみ村と同じ。村肝煎の喜兵衛は文化七年(一八一〇)から肝煎役を勤めていたが、天保七年(一八三六)に病死したので、同一〇年後任に当村の小右衛門を命じてほしいとの願状(下梅沢区有文書)が出されており、組合頭徳右衛門と三七名の百姓および二八名の他村からの掛作百姓が署名している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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