下樵木町(読み)しもこりきちよう

日本歴史地名大系 「下樵木町」の解説

下樵木町
しもこりきちよう

中京区東木屋町通四条上ル二丁目

南北に通る先斗町ぽんとちよう通と、高瀬たかせ川の間、四条しじよう通北一筋より北に位置する。

町名は、筆描図系では寛文後期洛中洛外之絵図に「下こり木町」とみえる。木版図系では、寛永版平安城東西南北町並之図には「(こりき木丁)」、寛文五年(一六六五)刊「京雀」・元禄九年(一六九六)京大絵図には「小刀(丁)」とある。宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」は「下樵木丁」とし、以後変化はない。「坊目誌」は「高瀬川開渠以来薪炭を商ふもの輻輳せしより町名と為す」としている。元禄七年刊「京独案内手引集」に「こりきや(樵木屋) こり木丁二条ヨリ五条まで」「たき木 こりき丁二条ヨリ五条まつハらまで」とあり、樵木・薪炭商が多くいたことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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